ファーマコゲノミクス

ファーマコゲノミクス  薬理ゲノム学(PGx)


「あなたの遺伝子はここに変異が入ってるからこの薬が効きます」
個々の遺伝子に合う薬を処方される時代が来る。


上皮細胞成長因子受容体(EGFR)変異が入っている人に肺がん治療薬「イレッサ」が効くことが明らかになったように、遺伝子の多型による薬の効果の相関関係が示されつつある。
そして、薬の効果が遺伝子別に示されないと薬として承認されなくなる日が来るかもしれない。


将来、遺伝子診断により確実に効果を示す薬を処方出来るようになり、副作用も減ってくるだろう。
すごいことである。


しかし、倫理的な問題も多い。
生まれる前の子供の遺伝子診断をして良いことになったら・・・
遺伝子治療が確立されて、受精前から遺伝子の変異を治せるようになったら・・・


「この遺伝子のここに変異が入っている人の保険料はいくら」とか保険料が決まってくるのでしょうか。