レーザー核発生と溶液撹拌による蛋白質結晶
すごーく興味深かったシンポジウム
新たな蛋白質の結晶化方法。
蛋白質溶液を撹拌しながらレーザーを照射する。
サンプルによっては5年かけても出来なかった結晶化が、この手法で1ヶ月で出来た!
結晶化に半年かかっていたのが2日に短縮された例もあるようです。
・高強度短パルスレーザーを蛋白質の過飽和溶液に集光照射することで結晶核を精製。
・溶液撹拌技術。
フェムト秒パルスレーザーを用いた時に特に有効。
結晶化のみならず、結晶のレーザー加工にも利用可能。
ダイヤモンドの刃で結晶を切ろうとすると、蛋白質の結晶はもろくて柔らかいため壊れてしまうが、ニコンと共に新たに開発した全固体193nmのレーザーを用いると、綺麗に切断でき、切断面をもX線結晶構造解析可能。切断だけでなく、蛋白質の結晶に穴をあけたり字を書くことも出来る(字を書いてどーする)。
医療分野での活躍も大変期待される。元来のエキシマレーザーでは、眼の角膜手術では熱でやけどしてしまう。今回のフェムト秒パルスレーザーを用いると熱が発生しない。
来年より創晶ベンチャー立ち上げ。
http://www.so-sho.jp/techinfo/
こういうのブログに書くのって著作権侵害になるのでしょうか・・・
ちなみに私はレーザーについての知識は全くないのですが、専門にレーザー工学をやられている方いますか?
あとは、 新型機器バイオサイバー2
レーザーピンセットを用い、パソコンの画面上で操作し、細胞を移動させることが可能。
レーザーの焦点の方へ物体が移動する原理を利用。
接合している酵母にレーザーを照射し、細胞を分離させたり、細胞をレーザーピンセットで引き寄せてそこにレーザーを照射し、細胞融合させることも可能。
遺伝子導入、ナノ粒子導入にも成功している。(微生物以外にも植物や動物細胞も可)
世の中進んでますね〜
そして学会で疲れ果てたため、「ひつまぶし」も食べず、名古屋城も見ずに帰ってきちゃいました。
帰りの新幹線でビール@じゃがりこ美味しかった♪